あめだまのシネマ大倉庫

「本当に観て面白い」映画をあなたに

『明け方の若者たち』青春映画

キノコ帝国の「東京」、マカロニえんぴつの「ヤングアダルト」など好きな曲が出てくる映画なので見てみることにした。

 


青春映画『朝方の若者たち』

 

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自分が経験した、社会に出た時の追体験

しているようなリアルを感じた。

わたしはデザインの仕事がしたくて、

建築の意匠を学び、いざ社会にでて、

建築の施工の営業や施工がメインになってから

役柄をあてられ、「思ってたんとちゃう!」

と1年くらいは現実と向き合えなかったが、

そこにも慣れて面白さを感じて

今では綺麗に社畜をこなしている。

そこまで含めて綺麗に描かれている

 

 

あめだま的評価★★☆☆☆(2/5)

 

 

 

 

『明け方の若者たち』

2021年公開(日本)

監督:松本花奈

出演:北村匠海黒島結菜、井上祐貴、山中崇

 

 

 

-あらすじ-

 

「私と飲んだ方が、楽しいかもよ笑?」 その16文字から始まった、沼のような5年間。明大前で開かれた退屈な飲み会。そこで出会った<彼女>に、一瞬で恋をした。下北沢のスズナリで観た舞台、高円寺で一人暮らしを始めた日、フジロックに対抗するために旅をした7月の終わり・・・。世界が<彼女>で満たされる一方で、社会人になった<僕>は、""こんなハズじゃなかった人生""に打ちのめされていく。息の詰まる会社、夢見た未来とは異なる現在。夜明けまで飲み明かした時間と親友と彼女だけが、救いだったあの頃。でも、僕はわかっていた。いつか、この時間に終わりが来ることを・・・。


 

 

 


 

 

-ネタバレ有り-

見た人と語り合いたいあめだま的感想

 

 本作には、完全な悪人がいない。

 不倫をする彼女も本気で彼を愛していたし、

 会社のぶっきら棒の上司も休んだら心配し、

 友達は凹んでいら時に心配して家まで来る。

 そんなところが、現実的で自分のことの

 ように感じられるようになっていたのか

 あめだま自身の人生を追体験したような、

 あめだまの「マジックアワー」(大学を卒業し、

 社会人になった人が探している時間)

    を思い出した。

 

 あめだまは残念なことに大学卒業と共に、

 転勤が決まり、このマジックアワーの時期を

 大阪で生活していた。

 だが、この大阪っていう地が本当に濃かった。

 朝まで飲み明かした先輩や、

 年の瀬に父と同い年の上司と女を買い、

 全国各地に仕事で走り回った3年はまさに

 マジックアワーだ。

 後ろにマカロニえんぴつのヤングアダルト

 を流しても北村匠海演じた〈僕〉にも

 引けを取らないだろう。

   自分の話ばかりで申し訳ないが、

 映画自体は特に語るべきところはないので、

 あめだまの思い出した過去の話しを

 させてもらいたい。

 

-大阪での先輩との話-

 あめだまの尊敬するこの人みたいになりたいと

 思った人がいまして、

 ここではチャップス先輩と呼ぶことにします。

 チャップス先輩は同じ大学の別学部の出身で

 あめだまより、5つほど上の年齢だったが、

 海外に放浪していて入社は3年上だった。

 初めは、そんなに仕事の絡みがなく話を

 する機会もなかったのですが、

 喫煙所で同じく野球部だったので、

 チャップス先輩の高校野球の話とか、

 出身のバカ大学の同級生に呆れて大学に

 行ってなかった話とかで打ち解け初めて、

 休日に一緒にキャッチボールをしたりする

 仲になった。

 いつか会社で盛り上がりハーフマラソン

 参加することになり、

 あめだまもチャップス先輩も無事ゴールした

 翌日、2人とも筋肉痛で変な歩き方に

 なっていた。

 21.0975kmも普段キャッチボール程度の

 運動しかしていないのだから、そりゃ

 まともに歩けなくもなる。

 チャップス先輩はただ、

 足より辛いことが起こっているそうで、

 シャツをつまんで胸元の布を浮かしている。

 「何してるんっすか?」と話しかけると

 「胸の突起が腫れ上がってんねん、

  両方にバンドエイドでヌーブラしとる」

 どうやらチャップス先輩の乳首は

 ゼッケンの安全ピンで擦れたのか

 真っ赤に腫れ上がっているようだ。

 ここから毎年マラソンの時は、

 ガード用にバンドエイドを貼って走る

 チャップス先輩の姿があった。

 

 そんなチャップス先輩ですが普段は、

 全てをそつなくこなし、誰からも信頼される

 エリート社員だった。

 

 チャップス先輩は大学時代から続けていた

 FXで資産を築き上げ、

 30歳で結婚し会社を辞めていった。

 その後、 あめだまが地元に戻ってしまい、

 あまり詳しく話せていないのだが、

 人との絡みがなくなり退屈したのか、

 同業他社でまた同じ仕事に戻ったそうだ。

 その同業他社のBBQに呼ばれ参加して

 以来タイミングが合わずあえていないのだが、

 そろそろ会いに行かねばと思った次第です。

 

 

 

あめだまのシネマブログを最後まで読んでいただきありがとうございました。